大腸内視鏡検査について

 ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)は、胃の中にいる細菌です。日本人の半数が保有していて、胃・十二指腸潰瘍や、萎縮性胃炎、胃癌などの原因となることが知られています。ピロリ菌に感染している人と感染していない人に対して10年間調査を行ったところ、感染している人では2.9%に胃癌が発生したのに対し、感染していない人では胃癌は発生しなかったという研究報告があります(Uemura N. NEJM, 2001; 345: 784-789)

 以前は保険診療でのピロリ菌の検査、治療の適応が限られていましたが、2013年2月に萎縮性胃炎にも保険適応が広がり、検査および治療の機会が大幅に増えました。
ピロリ菌の診断は、内視鏡時に行う検査としては、培養法、迅速ウレアーゼ法、組織鏡検法があります。内視鏡を伴わない検査としては、尿素呼気試験法、抗体測定法、抗原測定法があります。ただし保険適用でピロリ菌検査を行うには萎縮性胃炎などと診断されている必要があり、検査時もしくは半年以内に内視鏡検査もしくは胃透視(バリウム検査)を受けている必要があります。

 ピロリ菌の治療は、2種類の抗生物質と胃酸を抑える薬の3剤を、1日2回朝夕食後1週間服用します。きちんと服薬できれば70-80%の確率で除菌が成功します。不成功の場合は、薬を変えて二次除菌を行うことが可能で成功率は90%です。

 ピロリ菌除菌成功の判定は、尿素呼気試験法、抗体測定法などで行います。尿素呼気試験の場合は、除菌終了後4週間以上経過し、かつ静菌作用を有する薬剤を中止または終了後2週間以上経過している必要があります。抗体測定法は、除菌終了後6ヶ月以上経過かつ除菌前の抗体価との定量的な比較が必要です。  

 胃癌の方のピロリ菌感染率は90%で、国立がんセンターのデータによれば、ピロリ菌抗体陽性者の発癌率は陰性者の5.1倍です。ピロリ菌を消して胃癌を予防しましょう。

胃内視鏡検査について

*出典:「H.Pylori感染の診断と治療のガイドライン2009改訂版」日本ヘリコバクター学会ガイドライン作成委員会。他。

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