大腸内視鏡でよくみられる病気の解説

■がん(悪性腫瘍)
深達度によって、早期大腸がんと進行大腸がんに大別されます。がんは腸管の表面の粘膜に発生し、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜へと深く進んでいきます。がんの浸潤が、粘膜および粘膜下層までにとどまるものが早期大腸がんです。固有筋層以深に浸潤したものが進行がんです。
早期で、がんが粘膜だけにとどまる場合には内視鏡的切除のみで治療が可能ですが、粘膜よりも深く進んでいることが分かった場合は、手術が必要になることもあります。
進行がんは手術が必要ですが、遠隔転移の有無や全身状態により治療方針は異なります。

■腺腫
大腸良性腫瘍の中で最も多く、発生には遺伝子的素因と、食生活などの環境因子の影響があります。腺腫はがん化することがあり、ある程度以上の大きさがあったり、がんとの区別が難しいものなどは、内視鏡的切除が推奨されます。
切除した組織は、顕微鏡検査(病理検査)で確認して最終的な診断を行いますが、腺腫の中にがんが見つかることもよくあります。

■過形成性ポリープ
 だいたいは5㎜以下の扁平な白っぽいポリープで、直腸などによく見られます。基本的に悪性の心配はなく、経過観察します。

■憩室
 大腸の壁が、内側から外側に袋状に突出したものを憩室といいます。年齢とともに増加し、かつ食生活の欧米化により本邦でも有病率が増加しています。

 ほとんどは無症状ですが、発熱や腹痛、または出血などの大腸憩室症(憩室炎、憩室出血)とよばれる症状が起こることがあり、その場合は治療を要します。

■虚血性大腸炎
 突然の腹痛、水様下痢、血便で発症することが多く、大部分は左側の腸に発症します。内視鏡で観察すると、時期によって異なりますが、腸管の浮腫や出血、発赤などを認めます。一部の重症型(壊疽型)を除くと、症状は一過性で、通常数日程度で軽快します。60歳以上の方に多くみられますが、時に20歳前後の発症もあります。再発が5-10%ほどあるといわれています。

■炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)
 慢性的な腸の炎症が起っている病態で、比較的若い方に多く見られます。腹痛や血便などの症状のため、内視鏡検査を行って発見されることがあります。診断は、内視鏡所見のほか、全身症状や、血液検査データも参考に行います。

出典:内科学第10版(朝倉書店)

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