甲状腺の検査

■甲状腺とは?

甲状腺はのどぼとけの下の方にあり、ふつうは目立ちませんが、腫れると触れるようになり、目で見て分かるくらいに大きくなることもあります。

甲状腺ホルモンを産生する臓器で、甲状腺ホルモンは基礎代謝(熱産生、脂質代謝、糖代謝、骨代謝、・・)の維持などの役割を持っています。成長に関する作用や、皮膚への作用、心血管系への作用もあり、甲状腺機能異常が、高血圧や心房細動の原因となることもあります。

甲状腺ホルモンが増えると、甲状腺機能亢進症(甲状腺中毒症)となり、動悸、体重減少、手の震えなどの症状が出ます。逆に甲状腺ホルモンが減ると、むくみ、倦怠感などの症状が出ることがあります。

■甲状腺の血液検査は?

甲状腺の検査には、甲状腺ホルモン(FT3, FT4)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、抗TSH受容体抗体(TRAb)、抗サイログロブリン抗体(TgAb)、抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPOAb)、サイログロブリン(Tg)などがあります。

FT3, FT4は甲状腺で、TSHは下垂体で産生されます。TSHは、FT3, FT4の産生を促進する働きがあります。バセドウ病や甲状腺炎などでFT3, FT4が増え過ぎると、ネガティブフィードバック機構により、TSHは減ります。

TRAbはTSH受容体に対する自己抗体で、バセドウ病で認められます。バセドウ病は自己免疫疾患の一種で、女性に多く、頻脈、甲状腺が全体に腫れる、眼球突出を認めるなどの特徴があります。甲状腺機能亢進があって、TRAbが陽性ならバセドウ病の可能性が高く、陰性なら無痛性甲状腺炎や亜急性甲状腺炎、機能性結節(プランマー病)などを疑います。

甲状腺機能低下があり、TgAbまたはTPOAbが陽性なら、橋本病と考えられます。橋本病は自己免疫異常による慢性甲状腺炎です。

Tgは甲状腺に存在するタンパクです。通常はほとんど血中に分泌されませんが、甲状腺が破壊される疾患や、甲状腺癌などで血中に漏出します。

■甲状腺の画像検査は?

超音波検査(エコー)で、甲状腺の大きさや内部の性状、腫瘤の有無や血流など、様々な評価ができます。

超音波で甲状腺に腫瘤が見つかることは少なくありませんが、治療を要する癌であることは多くありません。性状や大きさなどにより癌が疑われれば、CT、MRIや、穿刺吸引細胞診などの精密検査を検討します。

甲状腺の腫瘤には、良性のものは腺腫様甲状腺腫・腺腫様結節(結節性甲状腺腫)、プランマー病、甲状腺嚢胞、濾胞腺腫。悪性のものは、乳頭癌、濾胞癌、髄様癌、未分化癌、悪性リンパ腫などがあります。

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