B型肝炎予防接種 

■B型肝炎ワクチンが定期接種になりました

 いままでは任意接種でしたが、2016年10月から、B型肝炎ワクチンが定期接種になりました。対象となるのは平成28年4月1日以降に生まれた0歳児です。標準的な接種時期は、1回目生後2月、2回目生後3月、3回目生後7~8月です。1回あたり0.25mLを皮下に接種します。1回目の接種から3回目の接種を終えるまでには、おおよそ半年間かかります。特に、平成28年4月、5月生まれの方であって、平成28年10月の定期接種開始以降初めてB型肝炎ワクチンを受けられる方は、10月時点ですでに生後5~6か月が経過しているので、接種日程の管理が重要となります。早めに接種を始めないと、3回の接種を公費(無料)で受けられない場合があります。

■B型肝炎予防接種の重要性

 B型肝炎ウイルス(HBV)は主に血液を介して感染します。また、感染している人の血液中のウイルスが多い場合には、その人の体液などを介して感染することもあります。日常生活の場では、HBVに感染することはほとんどないと考えられています。しかし、ごくまれなことですが、保育所でのHBV感染事例の報告もあります。特に乳幼児期に感染すると慢性化するリスクが高いため、乳児期に接種することが重要です。

■B型肝炎予防接種の効果と安全性

 ワクチン接種による抗体獲得率は40歳までの接種では95%と報告されています。また、ワクチン3回接種後の感染防御効果は20年以上続くと考えられています。 HBワクチンは世界中で、新生児も含めて、長く使用され続けてきましたが、これまでに大きな安全性の問題が起こったことはありません。まれに接種部位の疼痛や腫れ、発熱などの副反応がみられることもありますが数日以内におさまります。

セロタイプの薬

出典:厚生労働省、日本肝臓学会、日本医師会ホームページ他。

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