糖尿病治療薬にはさまざまな種類があります。少量から開始し徐々に増量するのが基本です。糖尿病の程度のみならず、年齢や肥満の程度、慢性合併症の程度、肝・腎機能、ならびにインスリン分泌やインスリン抵抗性の程度を評価して、どの薬を使うか決めます。内服薬のみならず、インスリンなどの注射剤が必要になる場合もあります。1種類の薬で良好なコントロールが得られない場合は、作用の異なる薬を併用します。
ビグアナイド薬:欧米では肥満のある場合の第一選択薬です。肝臓での糖新生の抑制、消化管からの糖吸収の抑制、末梢組織でのインスリン感受性改善などにより効果を発揮します。肝・腎障害、高齢の方の使用には注意が必要です。
出典:糖尿病治療ガイド2020-2021(日本糖尿病学会)、他。
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